人工の盛り土で被害が拡大か…3棟全半壊の土砂崩れで現地調査=静岡・浜松市
台風15号の影響で土砂崩れが発生した浜松市天竜区の現場では浜松市の担当者が現地での調査を実施しました。この場所は盛り土が造成されていたとの証言もあり、災害との関連も調べられています。
24日未明、浜松市天竜区緑恵台の住宅地で土砂崩れが発生し、住宅3棟が全半壊、9歳の子供を含む3人がけがをしました。
25日午後、浜松市の職員が現地調査に入り、崩落現場にブルーシートを敷く作業をしたほか、周辺の住民への影響や二次災害の危険性などを確認しました。
複数の周辺住民からは崩落現場には盛り土が造成されたとの証言が相次いでいて、この盛り土が被害を大きくしたのではないかとの指摘も出ています。
浜松市は現場に盛り土が造成されたいきさつや、今回の土砂崩れとの関連性を調べていく方針です。
9月25日放送
「どこかから土を持ってきて捨てたんじゃないか」崩落土砂は“違法盛り土”か 周辺住民の証言相次ぐ 静岡県も別の土地の土砂確認ー浜松市天竜区
9月24日未明、静岡県浜松市天竜区で発生し、3人がけがをした土砂崩れで、崩落した土砂は人為的につくられた違法な盛り土だった疑いが指摘されています。
<三島乾児カメラマン>
「浜松市天竜区緑恵台の住宅地です。住宅地にある斜面が崩落し、浜松市職員による調査が行われています」
24日未明、静岡県浜松市天竜区緑恵台の住宅地で土砂崩れが発生し、住宅3棟が全半壊し、9歳の子供を含む3人がけがをしました。
この現場について複数の周辺住民からは、少なくとも5年ほど前まで業者による盛り土が造成されていたとの証言が相次いでいます。
<周辺住民>
「『残土捨て場』?『残土処理場』って小さな札が(起点に)立っていて。どこかから土を持ってきて捨てていたんじゃないかなと思う」
25日、現地で調査をした静岡県盛り土対策課は、別の土地から持ってきたとみられる土砂を確認。また、浜松市によりますと、盛り土を造成する際に必要な届け出は提出されていないということです。
9月26日放送